処世若大夢胡為労其生

ギター講師兼作家、八幡謙介の日常ブログ。音楽とアニメ以外のこと。

外国人が日本に来て制度を悪用する心理を考えてみた

日本に来て医療保険やその他の制度を悪用する外国人が年々増えているそうです。

よその国に来て制度を悪用するなんてとんでもない!いったい何を考えているんだ、どんな極悪人だろう?きっと極端な半日思想を持っているんだろう……と決めつけてしまいがちですが、違った角度から考えてみるとまた別の側面が見えてくる気がします。

 

まず、一般市民と体制の関係について。

僕が体験したかぎりでは、一般市民が政府や法律、警察、社会制度などの体制を信じ、遵守しようとしている国はほとんどありません。

というかゼロです。

アメリカなんかは特に、政府や警察などへの不信感は強烈で、それらに一泡吹かせること、網の目をくぐって利を得ることは”善”とされます。

そういった場面を何度も何度もこの目で見てきました。

近年の例だと、2018年に始まったフランスの「黄色いベスト運動」における暴力も辞さない強硬な態度から、フランス国民の体制への強烈な不信感が見てとれます。

 

さて、そうした体制への不信感を持った外国人は、当然ながら日本人も自分たちと同じように体制に不満を持っていると思っていることでしょう。

ここがポイントです。

外国人からしたら、日本人の「体制に不満はあることはある、ただし現状ルールとして存在するものはたとえ不服でも遵守するべきだし、制度は悪用してはならない。ましてや、不満を暴力で訴えることはあってはならない」という考えはたぶん理解できません。

そこでひとつの思考プロセスが出来上がります。

 

<日本は好き、日本人も好き、だからこそ日本の体制が嫌い>

 

来日し、日本を満喫しつつ日本の制度を悪用する外国人は、こうした思考を持っているのではないかと思います。

彼らは半日どころか親日で、だからこそ日本人のために日本人に代わって制度を悪用し、体制に一泡吹かせてやろうとルール違反を犯すのではないでしょうか?

そして、それを犯罪どころか、日本人のためにいいことだと思っているのではないでしょうか?

 

日本人も我々と同じように国に圧政を強いられ、税金をむしり取られ、監視され、窮屈な暮らしを強いられているんだろ?

でも日本人は大人しいから暴動もしないし犯罪も行わない、だから自分が外国人としての立場を利用して国に一泡吹かせてあげるよ!

ほら!権力者からこんなにお金むしり取ったよ!どう、痛快でしょ!胸がすっとしたでしょ?

……

 

もしかしたらこんな心理が働いているのかもしれません。

もちろん、ただただずるして儲けたいだけの人もいるでしょうが。

 

ではなぜ日本人だけが「いかなる悪法、悪政であっても従わねばならぬ」と考えるのでしょうか?

おそらく日本人にとっては人種・国籍・体制は不可分の存在なのでしょう。

だから国の制度を悪用されると自分が騙された気になってしまいます。

一方、普段スポーツなど興味ない人でも、国際大会で日本が活躍するとまるで自分のことのように喜びます。

逆に、日本チームを批判する人がいたら、まるで自分が批判されたかのように怒り出します。

 

その延長で、自国の制度を悪用する外国人がいたら、 まるで自分が騙されたかのように怒ります。

この辺が理解できないから、一部の外国人は日本に来て、日本に馴染もうとしつつも、悪用できる制度はちゃっかり悪用するのでしょう。

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