処世若大夢胡為労其生

ギター講師兼作家、八幡謙介の日常ブログ。音楽とアニメ以外のこと。

アリババのジャック・マーが日本にマスクを送ってくれるそうだが、漢詩付きってところが中華っぽくてニヤニヤした

中国武漢でコロナウイルスが蔓延しはじめたとき、日本から送られてきた支援物資に

 

山川異域、風月同天

 

という漢詩が書かれてあったことが話題となりました。

いや、話題にはなってないかもしれませんが、漢詩好きの僕としてはけっこうジーンと来ました。

調べてみると、長屋王が唐の高僧に送った袈裟の縁に、

 

山川異域 風月同天 寄諸仏子 共結来縁

 

読み下すと、

 

山川域(くに)ヲ異トスルモ 風月天ヲ同ジクス

諸(もろもろ)仏子ニ寄セ 共ニ来縁ヲ結バン

 

……かな。

域は国と同じ意味だそうです。

 

さて、日本でコロナウイルスが感染拡大し、「今度は俺らの番!」と息巻いているのがジャック・マー氏。

www.huffingtonpost.jp

段ボールにはお返しの漢詩が書かれてあるそうです。

 

青山一道、同担風雨

 

青山一ツノ道 風雨ヲ同担ス

 

でしょうか。

僕はこれを見て、良くも悪くも「中華やな~」とニヤニヤしてしまいました。

いや、内容はとても美しく、励まされます。

じゃあ何がかというと、そもそもは日本人が相手の国の文化=漢詩で励ましているというところが粋なんですよね。

だからこの場合、中国側のお返し物資には日本へのリスペクトとして和歌が書かれてあるべきなんです。

すると日本人も「ほほう、中国人もやるなあ……」と関心したでしょう。

それを自国の文化である漢詩でまたお返しするというところが非常に中華っぽいんです。

僕はそういうところも好きですけどw

peraichi.com